母乳と粉ミルクの違いについて
妊娠中の方、赤ちゃんを生んで間もない方、赤ちゃんを育てる上での最初の悩みが、
・母乳で育てるか
・ミルクで育てるか
と悩んでませんか?
病院によっては母乳育児を推奨してる所もありますし、訳あって母乳をあげるのが困難な方もいらっしゃると思います。
そんなママ達の悩みに答えるべく、赤ちゃんを生んだママなら共感できる『母乳と粉ミルクの違い』について書いていこうと思います!
母乳について
母乳は唯一お母さんからしか貰えない、赤ちゃんにとっては免疫力バッチリの万能ご飯です。
・風邪を引きにくい
・引いても重症化しにくい
・免疫力がついて強い子に育つ
・お金がかからない。
・栄養たっぷり
・哺乳瓶などの荷物が減る
といわれています。
その他にも、中耳炎、小児糖尿病、小児白血病、乳幼児突然死亡症候群、自閉症、喘息などのリスクの低下に伴い、
虫歯予防や肥満の予防、知能の向上など。
なんと、こんなにも予防やリスク低下が望めるんですね。赤ちゃんにとっても、万能薬な訳です。
また、お母さんの乳頭の部分には乳酸菌がついていて、赤ちゃんが母乳をのむ(おっぱいを吸っている)だけで風邪の予防効果や引いても重症化することが少ないのだそう。
それから、お母さんにも嬉しいメリットが!
乳ガン予防や出産後の子宮の拡大を防ぎ、妊娠前の大きさに回復するのを助けるとともに、身体を出産前の体重に戻してくれるんですって。
これは、産後太りに悩む方は嬉しい朗報ですね♪
こんな感じでメリットがいっぱいです♪
ただ、デメリットまではいきませんが、大変な事はあります。
・腹持ちが悪いので、粉ミルクより赤ちゃんが泣く回数が多い
これによってお母さんが寝不足になる
・おっぱい離れが大変
・歯がはえ始めると噛まれたりするので乳頭の傷が絶えない
・人目をはばからないといけない。
・母乳の分泌量が多かったりトラブルを抱えると乳腺炎のリスクがある。
こんな感じで、嬉しいことばかりではないです。
この中に共感できる部分はあったでしょうか?
一先ず母乳の事はここまでにしておきましょう。
粉ミルクについて
粉ミルクは乳製品の1つ。生乳を水で薄め粉末にしたものだそうです。
最近の粉ミルクはとっても栄養豊富。
以前は完全母乳育児が推奨されていましたが、最近では粉ミルクの方が『栄養がある』と言われるようになってきました。
粉ミルクのメリット
・腹持ちがいい
・よってお母さんにもゆとりが出来る。
・お母さんが栄養不足でも粉ミルクによって栄養が摂取できる。
・赤ちゃんが必要な分だけ飲める
・パパもあげられるので育児が分担できる。
粉ミルクの場合はママに固執することがないので、パパと分担ができ、ママの負担も軽減出来ます。
また、ママの食事による栄養の偏りが少ない事、母乳の出が少な目の方には必要に応じて足せるのも嬉しいです。
しかし、こちらもデメリットはあります。
粉ミルクのデメリット
・完全ミルク育児の場合、外出時の哺乳瓶などの持ち運びが大変
・お湯が沸かせない場所などに行くときはお湯持参。
・母乳のような免疫成分はない。
・お金がかかる。
赤ちゃんが小さいうちは授乳回数が多い多く、哺乳瓶の持ち運び、長時間の外出時は消毒などの衛生面が懸念されます。
また、免疫物質はお母さんから貰える物なので、粉ミルクの場合はほぼ無くなります。
そして何より、粉ミルクを買うだけお金がかかりますね。
お金をかけたくない方は母乳育児、混合育児の方がいいかもしれません。
そうは言っても・・・
おっぱいトラブルや母乳がでないなどの理由で母乳育児がしたくても出来ない!
粉ミルクにしたいんだけど、おっぱいが出過ぎて…
と、様々な理由でやりたい育児が出来ない方も。
まずは、お近くの産婦人科などで母乳の悩み、粉ミルクの悩みを打ち明けることが大切だと思います。
私の場合は、もともと最初は母乳の出が薄く、殆ど粉ミルク育児でした。
一生懸命乳房マッサージをし、半々くらいになりました。
前半は粉ミルクでも、すくすく元気に育ってますよ♪
私自身も未熟児だったので母親の母乳を殆ど飲んでいません。
でも、大きな病気もせずに健康そのもの。
出来るなら、母乳の方がいいかもしれませんが、
無理に母乳に固執する必要もないと思います。
母乳の出が悪いのにママが母乳育児にこだわりすぎるあまり、赤ちゃんが痩せてしまうこともあるそうです。
なので、足りないならミルクを足すことも重要です。
一番大切なのは『赤ちゃんが元気に成長すること』です!
状況に応じて上手にやりくりしたいですね。
まとめ
母乳も粉ミルクも赤ちゃんにとっては大事な栄養素になります。
まずはお母さんが心にゆとりを持てることが大切になってくるので、母乳育児で寝れなくて辛い…そんな時は粉ミルクを足してもいいと思います。
粉ミルクだけど母乳もあげたい…そんな時は粉ミルクベースで乳房マッサージなどをして母乳を出す努力をすればいいと思います。